2007年04月24日

中国南方航空で帰国 (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 26)



帰国の日がやってきた。
とはいっても、今回はノースウェスト航空のワールドパークス特典旅行で中国に来たため、中国南方航空での帰国となり、広州に1泊しなければならない。ユナイテッド航空のマイルを使えば中国国際航空で接続の良い日程も取れたのだが、一度南方航空のビジネスクラスに乗ってみたかったので、今回に限って言えば文句はない。西安の空港へは市内からバスで1時間程かかる。ベルタワーユースホステルは、その出発地であるメロディホテルにも近い。

西安から広州までの機材はA320だった。
2時間程度のフライトだが、機内食も映画のサービスもある。中国南方航空は、大陸の航空会社としてはなかなかサービスが良い方かもしれない。

XIan_can_A320.jpg

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2007年04月23日

西安 (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 26)



ラサ発北京西行きのT28次特快列車は、ほぼ定時に西安に着いた。
寝台列車の旅行は、1泊だけならなんとも安楽だ。

西安では成都で知り合った旅行者に勧められた "Bell Tower YH"に宿を取る。
ドミでも50元からと決して安くはないが、とにかくここは場所が良い。市内中心部である"Bell Tower"こと「鐘楼」の正面、郵便局の大きなビルの中にある。とりあえずベッドを確保するために、駅前に並んでいるバスの中から鐘楼を通るものを探し乗り込む。鐘楼は主要な交差点であるため、かなり多くのバスがここを通る。

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2007年04月21日

青蔵鉄道、帰路 (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 25)



私は帰路の航空券を西安からの予約にしておいた。
成都からラサまで列車のチケットは日本から予約を依頼できるが、ラサからのチケットはそうはいかない。素直に考えれば一番便の良い成都に戻るのが賢明なのだが、帰路も2泊3日列車に揺られて同じ街に戻るのもつまらない。そこで、いざとなれば飛行機の便もそこそこあり、また経由する列車が最も多い西安からにしてみたのだ。

ラサから西安までは1泊2日で到着するし、経由する列車も北京行きや重慶行きなど複数ある。行きは軟臥にしたので、帰りは出来れば硬臥を取りたかった。もちろん空席がなければ軟臥でも硬座でも良いし、列車が取れなければ空路で戻る覚悟もあった。西安までの空路すらなければ、バスなり飛行機なりで西安から遠くない街に行けば、あとはバスに乗れば済む。

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2007年04月20日

ラサ、街の風景 (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 24)



ラサはそれほど大きな街ではない。
もともとこの街は北部が生活エリアで、南部が宗教的なエリアだったようだ。従って今でも北部に旧市街があり、長い間ここがラサの中心街だったが、現在ではポタラ宮のある南側に大きな建物が増え、新市街となっている。今やそこそこ規模の大きなスーパーマーケットもあるくらいだ。

Lhasa_newtown.jpg

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2007年04月19日

ラサのレストラン (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 23)



正直なところ、チベット料理はあまり好きではない。

旅行者なのだからどんな物でも文句を言わずに食べようとは思うのだが、あまり食指が動かない、というのが本音だ。代表的なチベット料理というと、バター茶、ツァンパ、モモ、トゥクパなどだろうか。モモは水餃子や饅頭だとも思えるし、トゥクパはスープ麺なので抵抗は少ないが、過去おいしいと思うものに出会ったことがない。麦の粉を炒ってバター茶で練るツァンパは正直食事という気がしないし、バター茶に至ってはカップ1杯を飲み干すことができない。

そこでどうしても普通の麺粥屋や小食堂で中華的なものを食べたり、外国人用のレストランに逃げ込んだりする。

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2007年04月17日

セラ寺の問答修行(動画あり) (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 22)



ラサには3つの有名な寺院がある。ガンデン寺、デブン寺、そしてセラ寺(色拉寺)だ。どれも由緒正しい寺だが、日本人には特にセラ寺が有名だ。

1901年と1913-15の2度に渡り事実上の密入国でチベット入境を果たし「西蔵旅行記」(現在では「チベット旅行記」という名前で刊行されている)を書いた河口慧海、更に多田等観の二人の日本人がここで修行をしたためだろう。私も若い頃、そば粉の粉を固めて口に入れながら、インドからチベットに密入国したこの冒険記を、胸を躍らせて読んだ覚えがある。

宿で三大寺を全て見学した旅行者によると、どれも素晴らしい寺だけれど、背景になる知識が十分にないとどこも同じように見えてしまうかもしれない、と口を揃えて言う。私のラサ滞在日数は長くはないし、せっかく行ったからには1日ゆっくり見学をしたい。私はためらわず三大寺のうち最初の訪問地にセラ寺を選んだ。あまり書きたくないのだが、実はこの寺の裏山の頂上付近には鳥葬場もある。

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2007年04月16日

ポタラ宮 (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 21)

 


ラサの観光名所と言えば、ポタラ宮だ。
ポタラ宮はもともとした吐蕃王朝第33代のソンツェン・ガムポの宮殿だった。まだチベット地域が他国の応援のもと国を治めていた時代だ。ここがチベットの王宮になったのは1642年、チベット政府「ガンデンポタン」の成立後のことだ。ソンツェン・ガムポの宮殿を拡張する形で、20年近くをかけて建て増しを行い、現在の姿になった。

potara_view1.jpg

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2007年04月09日

五体倒地@大昭寺(動画あり) (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 20)

 

大昭寺(ジョカン)はラサの旧市街中心地にある。
というより、大昭寺がラサの中心なのだ。今でこそラサも旧市街の北に新市街ができ、スーパーや大型ホテルが進出しているが、チベットの人たちにとってのラサは中心は、今でも大昭寺であり大昭寺をとりまく八廓街だ。大昭寺はチベットの各地から五体倒地までしてやってくる巡礼者の目的地なのだ。寺の前には常に巡礼者がいる。

jokan1.jpg

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2007年03月29日

ラサ・ヤクホテル(亜旅館) (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 19)



Sim's Cosy のパッケージではラサ駅からの宿への送迎とドミ1泊がついていた。旅行手配担当の方は 「HIMALAYA と書いたプレートを探して下さい」と言っていたのだが、どこにもそのようなプレートがない。だいたいプレート自体が英語の名前を書いたものと、なぜか赤十字マークを付けた宿の客引きの二つしかないのだ。

しばらく待ってみたが人は減る一方で送迎の来る気配はない。小一時間待って正直そうなタクシーを拾う。正直そう、といっても向こうから声をかけてこない流しを拾っただけだが。きちんとメーターを使ってくれてヤクホテル(亜旅館)まで26元。工事中の橋が完成すれば、もう少し安くなるのだろう。

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2007年03月26日

車窓風景2、そしてラサ (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 18)



ゴルムドを過ぎるといよいよ新しく開通した青蔵鉄道、いわゆるチベット鉄道に入る。列車はゴルムドで機関車を付け替えるらしいのだが、行きも帰りも深夜・早朝の時間帯であるため私はしっかりと眠っていた。

この区間には20以上の駅と、9の観光・展望台・保守用の駅があるが、特別快速(T次列車)の場合、少なくとも私が乗ったT22次、T28次の場合にはこの間全く乗客の乗降はなかった。観光・展望台用の駅で停車することはあってもドアは開かず、車内から外を眺めるだけだ。西寧からのN次列車(省内・観光列車が多いらしい)では途中駅での乗客乗降や列車待ち合わせもあるらしい。

tibetrail6yaku.jpg

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2007年03月16日

意味なく計器の写真いろいろ (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 17)



ゴルムドから先の写真を先にアップしてしまうと永遠にお蔵入りしそうなので、ここで撮りだめしておいた車内計器の画像などを紹介することにする。この種の画像が好きな人も世の中にはいると聞いたこともあるし、全く無意味ではないのかもしれない(弁解)。まずは全車両にあるLEDの電光掲示板。

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(T28次)

良く分からないが、大家さんも快適な旅を祈っているらしい。

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2007年03月06日

車窓風景1 (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 16)



成都からラサまでは2泊3日の道のりになるが、初日は夕方の出発なのであっという間に日が暮れる。なので、あまり車窓風景を楽しむ、という感じにはならず、車内を探検して食事をしてから、ベッドの感触を楽しんで寝てしまうことになる。したがって本格的に車窓風景を楽しむのは2日目以降になることが多いかもしれない。

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2007年03月04日

チベット鉄道 車両の外観 (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 15)


私は乗り物全般が好きだが、どちらかというと内装やサービスに関心が強い。そのため、どうしても車両や機材の外観写真はついつい撮り忘れる。またこの列車はあまり車両から降りるチャンスが多くないので、意識しても撮影する機会が多くはない。しかし何枚かは列車の外観を撮影したものがあったので、ここでまとめて紹介することにする。

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2007年02月28日

列車内の食事環境 (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 14)



チベット青蔵鉄道は中国の看板列車だ。
食堂車が現役の中国の他の列車同様、立派な食堂車があり、朝から夜まで連続して営業している。

DINE_1.jpg


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2007年02月27日

トイレ・洗面所の詳細 (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 13)


知る人は知ることだが、中国のトイレは恐ろしい。
チベット青蔵鉄道を利用するつもりの人には、2泊3日のトイレ環境に恐れおののく人もいるかもしれない。なにせ列車の中では逃げ場がない。そこで今回はトイレや洗面所を紹介する。

トイレや洗面所は日本同様車両の端にある。これを「あたりまえ」と言ってはいけない。私は過去マレーシアで、なぜか車両の中央にトイレがある寝台列車に乗ったことがある。

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2007年02月23日

硬臥/2等寝台車の詳細 (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 12)



硬臥は青蔵鉄道の中で、8両と最も車両数が多い。

今回は、この硬臥の様子を紹介したいのだが、行きの成都/ラサのT22次列車では軟臥に乗ったので写真の数が多くない。そこで、時間は前後するが、帰路ラサ/西安(北京西行き)で乗ったT28次列車の画像も、ここで併せて紹介することをご了承いただきたい。

硬臥は前述したように、3段ベッドが並ぶセミコンパートメントになっている。軟臥よりは狭いが、極端に窮屈ということはない。個室にならないこと、ベッドの高さ、昼間下段で6人で過ごさなければならないこと程度の差とも言える。

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2007年02月22日

軟臥/1等寝台車の詳細 (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 11)



成都からラサまでのT22次列車では、私は軟臥(1等寝台)を利用した。2泊3日車内にいることになるのである程度快適な環境が欲しかったことと、成都からの切符を確実に取りたかったためだ。

軟臥は定員4人のコンパートメントになっているが、同室したのは同世代のオーストラリア人男性だけで、二人っきりの2泊3日となった。

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2007年02月21日

全車両内部の画像 青蔵鉄道T22次 (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 10)



成都発18時18分、ラサ行きのT22次列車は15両編成、ということになっている。

実際列車全体を見ていると確かに15両の車両がある。電光掲示板を見ると、硬臥(2等寝台)が8両、軟臥(1等寝台)が2両、硬座(2等座席)が4両、食堂車が1両となっている。しかし常時全ての車両を稼働する訳でもないらしい。軟座(1等座席)の設定はない。

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2007年02月20日

T22次列車乗車 - 成都駅 (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 9)


夕方5時15分、Sim's Cosy の車で成都駅に向かう。

ついにラサ行きのチベット青蔵鉄道、T22次に乗る時が来たのだ。ただ乗り物に乗るだけのことで、これほどの高揚感を感じるのは久しぶりだ。

中国の鉄道駅では、乗客以外は駅舎内に入れないことが少なくない。特に大きなターミナル駅でその傾向は強い。成都駅もそうだったが、ここにはラサ行きT22次列車の専用入場口があった。乗客はまずここで切符のチェックを受ける。

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2007年02月19日

乗車準備 (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 8)


成都の観光を終え、いよいよ青蔵鉄道でチベット・ラサに向かう準備をする。
まずは高山病の薬の準備だ。

中国で有名な高山病の薬には「紅景天」「高原安」がある。日本で医師の処方を受けると、普通ダイアモックス(アセタゾラミド)という薬を処方されるが、こちらは漢方薬だ。ダイアモックスは通常緑内障やてんかんなどの治療に用いられるのだが、「紅景天」にはそのような記述はなく、「高山病、虚弱体質に有効」という記載がある。ラサへのゲートウェイである成都の薬局なら、まずどこでも手に入る。

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