2006年08月02日

雲南の食事 (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 17

雲南の食事 (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 17

旅行の記録はここまでです。
あとは「何を食べたか報告しろ」という命令があったので、適当に紹介します。



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大排刀削面(昆明) 6元


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火鍋 (昆明)ビール込み合計80元ほど


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饅頭類(麗江)0.5元から


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なぜか韓国料理、ビビンバ5元、カルビ10元


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典型的な中華の夕食、ビール込み総額40元ほど


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米線 (大理) 3元から



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長い文章につきあっていただいて、ありがとうございました。



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2006年07月31日

龍門石窟で怯える (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 16

龍門石窟で怯える (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 16

16 「龍門石窟で怯える」


 何度痛い目を見ても、我が家は懲りない。

 ホテルでじっとしていてもしかたがないし、食事と散歩だけではまるで病人のリハビリ生活じゃないか。せっかく外国に来たんだもん、やっぱり観光をしなきゃね (笑)。 と言う訳で、今日の標的は龍門石窟。ここも昆明観光の定番だ。


「断崖を掘削して造られた道教石窟。入口の石門には龍門の文字が大書されており、精巧な彫りこみと色鮮やかな着色が特徴。“登龍門”の語源である龍門は、門の一部を触ると科挙に合格するとか、出世すると言われている。また半円形の展望台からは昆明湖を一望することができる。眼下に広がる昆明湖の眺めは絶景。昆明に来てここを訪れない人はないと言われるほど。」
http://www.arachina.com/sight/index3.asp?jingdianeg=xishanlongmen

 例によっての美辞麗句、胡散臭くていいなぁ。^^


 子どもたちがロープウェイを喜びそうなので、山頂に直行するバスではなくタクシーに乗る。乗り場まで15km程度程度らしいのでそれほど高くはないだろうと甘く考えていたら、メーターがどんどん上がる。あ、あ、、。そういえば都会じゃ目的地までほぼ直線距離なんてありえないか… 昔から頭は悪かったが、自堕落生活でますます磨きがかかったようだ、、困ったものだ。無念の80元を支払い、負けじとお高いロープウェイで山頂へ。

 うん、なかなかいい景色だね。

 山頂のリフトが修理中だったため5元のシャトルバスで龍門入り口へ向かう。ほんの500m程度の距離だったが、そういうことは乗ってからでないと分からない。くそ。^^; 更にだめ押しの入場料30元を支払い龍門の山門をくぐる。

 境内(でいいのか?)の道は狭い。なんせ断崖に無理矢理造った道、降りてくる人とすれ違うのにも一苦労する。狭い通路を上ることで頭がいっぱいだったが、一息ついてふと下を見ると結構高い。いや、かなり高い。下から見るとたいしたことはないのに上から見ると迫力がある。まるでスキー場の上級者コースにうっかり迷い込んだような気分だ。


 「あのさー」 石のベンチに座り込んで子どもが言う。

 「ここの岩の下、空洞になってない?」


  そ れ は と て も 嫌 だ 。


私は岩なり土なり砂なりが地表から垂直にマントル−コアまでつながっている地点以外に立ちたくはない。人は地上で直立歩行することでここまで進化したのだ。特に関係はないが。 少しでも内陸に、いや、岩盤の中央側に移動しなくては、、。麗江の大地震って96年だっけ?石林の岩が落ちた地震っていつだったっけ?


 ちなみに、山頂の駐車場から市内までのバスは一人5元。今回も全面的な敗北だ。手強いなぁ、中国。科挙にでも合格しなければ割が合わないぞ。 
で、次回の試験はいつだ?


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2006年07月30日

石林でがっかり (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 15

石林でがっかり (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 15

15 「石林でがっかり」

  久しぶりに帰ってくると、やはり昆明は大都市だった。

 麗江でも大理でも大抵の場所には徒歩で行けたし、5分も歩けばおおよその用事を済ませることができたのだが、さすがにここではそうは行かない。都会というのはそういうものだけどさ。

 しかし都会だから遊びに行く場所には事欠かない。我が家の好きな大型スーパーもいくつかあるし、動物園も博物館もある。飯屋だって数がいっぱいあれば良い店が出現する確立も上がる。更に周辺には民俗村、西山公園、石林公園などの観光地もある。ちょっとタクシーに乗って出かければ退屈することはまずない。中でも評判の高いのは石林風景区だ。どのガイドブックを見ても昆明周辺の観光地として最も大きく取り上げられている。

 「昆明の南東約100キロメートルにある景勝地。約2億8000万年前、このあたりは海底だった。地殻変動とその後の風雨による浸食によって陸地になり鋭い岩面が作られたカルスト地形は、中国でも有数の観光地となっている。見渡す限りの鋭く尖った岩々が作り出す景観は圧巻、まさに石の林だ。巨大な岩が屏風のようにつらなっている石屏風、ラクダそっくりの石がある駱駝騎像など名勝地には名前がつけられている。入り口に近い獅子亭、中心に位置する望峰亭からの眺望は特に素晴らしい。カラフルなサニ(撤尼)族の衣装をまとった女性が案内してくれるのも風情がある。」
http://www.ab-road.net/ab/sight/001117.shtml

やはりここをはずす訳にはいかないだろうと事前に調べておいた豪華観光列車の切符を手配しようとしたのだが、もう運行はなくなったらしい。うーん、残念。我が家は列車が大好きなんだよなぁ。

 隣にいたどこかの国の旅行者が話しかける。
「ロンリープラネットの情報なんて古いし、。中国の状況はいつでも変わってるのだから、あまり信用しない方がいいぞ」。 なるほどそうか。でもそんな本持ってないぞ、わしら。

 日本人は「地球の歩き方」を隠し持って、それに依存しつつもまるで自分の意志で旅行している気分になって、更に情報が正確ではないとケチをつける。そういうものなのだ。それが正しい日本人「バックパッカー」の在り方なのだ。

 ガイドブックは便利だし、初めての街のおおよその地図があるだけでもありがたい。我が家も愛用している。場合によってはロンリープラネットも使うし、歩き方も、旅行人ガイドもつい買って読んでしまう。出発前にガイドブックを読むのは楽しいし。でも、情報がどうのとかケチをつけるのは、正直どうかと思う。取材して印刷した時点で既に情報はかなり古い訳だし街の様子や物価も変わって当然。情報ノートや出会った旅行者からガイドブックの悪口を見聞きすることは少なくなかったけれど、それはその人たちがガイドブックに依存している証拠の様な気がして、あまり気持ちの良いものじゃない。「旅のプロ」の皆さまのお説教みたいだ。

 それはともかく、せっかく話しかけてくれたその人に石林情報を尋ねる。実際に行ってきた人の話は貴重だ。
「列車でも行けないことはないらしいけれど、あまり便利ではないのでみんなバスを使うよ。」
「選択肢はないの?」
「いやある。土産物屋に寄りまくるバスか、寄らないバスかだ」
日本のびっくりバスツアー型キックバック商法は中国でも盛んなようだ。土産物屋を一概に否定するつもりはないけれど時間も惜しいので、直行バスを予約する。土産物屋巡り付きバスより10元ほど高いが時間の方が貴重だもん。

          - - -

 満員のマイクロバスは昆明から石林までの道を快適に走る。90分のドライブだ。高速道路は良く整備されていて、片側2〜3車線の路面がいかにも快適そうだ。バスの窓から河の向こう側に高速の路面が良く見える。少し向こう側に見える…。最安値だった我々の直行バスは高速道路とほぼ平行している旧道を走っていた。

 しかし旧道だってちゃんと90分で石林に着く。
「3時半になったら、この場所に戻っておいで」
運転手はそう言ってバスごとどこかに走り去る。高速に乗ることもできなかった極貧バス、多分駐車料金が払えないのだろうな。お金がないって辛い。しかし、このバスは石林に5時間滞在できる。多分同種のバスの中でも最も長時間の観光が可能なのではないだろうか。

 時間は十分にあるが、我々には石林についての知識がまるでない。唯一の資料は「歩き方」の小さな地図だけ。こういう場合はどこかのツアー客について回ると良いのだが5人家族ではかなり目立つ。例によってぼったくり価格としか思えない一人120元を支払った勢いもあり、ガイドを雇う。というより、ガイドの案内を読んでいたら向こうから売り込みに来てくれたんだけれどね。特に時間は関係なく一回り80元也。


 石林には二人の日本語ガイドがいるらしい。我々についてくれたのはそのうちの一人で、サニ族の女性だった。独学で日本語を勉強したとのこと。偉いなぁ。志の高い女性の後を我々は言われるままについていく。大石林、小石林を巡る3時間のコースだ。


「ここを見て下さい。龍の歯です。これに触ると歯が丈夫になります」
そうかそうかと、子どもたちが岩に触る。結構楽しそうだ。

「あそこを見て下さい。あれは鷲が羽を広げています」
そうかそうかと岩を眺める。確かにそう見えないこともない。

「あそこを見て下さい。あれは象です」
うん、確かにそうだね。象の形に見えるね…

「あそこを見ましょう。女性が立っている姿です」

… だから何なんだよ!


さようなら、石林。もう2度と来ないよ。
入場料やバス代のの800元で、何かうまいものでも食べれば良かった。


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2006年07月29日

大理発昆明行き、寝台列車 (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 14

大理発昆明行き、寝台列車 (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 14


14 「大理発昆明行き、寝台列車」

 大理での自堕落な生活も1週間が過ぎた。

 このまま一生ここで暮らしても良いが、日本に帰らないと収入が途絶える。正月の3ヶ日が過ぎるのを期に昆明に移動をすることにした。

 下関にある大理駅に明後日の切符を買いに行く。が、窓口のおねーちゃんは「没有」と呟きながら端末を叩き、やっぱりという顔で"No Ticket"と言う。試しに翌日の列車について聞いても答は変わらない。

 中国の列車予約事情はややこしい。駅や路線に寄って何日前に予約・発券ができるのかが違う。大理-昆明路線の夜行列車は当日販売だけなのか?。昆明では大理行きのチケットは3日前に売り切れていたのに。なんなんだ?

 いつ売り出すのかと聞いてみたが、どうも要領を得ない。言葉が通じないというより、わからないという感じだ。せっかく古城から40分もかけて買いに来たのになぁ。

 仕方がないので古城にある旅行代理店に手配を依頼する。しかし帰ってくる返事は呑気なものだ。
 「寝台なら出発の日の朝においで」
そんなもんなんだな、ここは。大理らしくていいけど。

 代理店に予約を依頼すると、チケット1枚につき20元がかかる。4人1部屋の軟臥(1等寝台)で4枚、計80元の手数料だ。大理-昆明間には1日3便の寝台列車が走っているが、その中の1便には"VIP"というカテゴリがあり、1部屋が軟臥3寝台と同じ価格で売られている。2部屋依頼しても手数料は40元。これは試してもいいかもしれない。"VIP"なんて、なんとなく期待させるではないか。わくわく感が高まり2室を手配する。

          - - -

 ホテルの部屋を6時まで借り、菊屋で最後の夕食を食べる。寒さのあまりスーパーで買ったハロゲン暖房機をお世話になったお礼にプレゼントしたら、あちらも子ども用にチョコレートの詰め合わせを用意してくれていた。なんだか心温まる交流になってしまったじゃないか。下の娘と仲良くなった3歳の息子さんは、車に乗り込む我々を見て泣き出してしまった。ありがと、ぼうす。いつになるか分からないけれど、また来るからな。

          - - -

 駅のホームには既に列車が入っていた。よくある中国の列車と違い、この列車の寝台は2階建てになっている。寝台で2階建て… 良くない予感がする。

  VIP室は2階にあった。狭い。なんだかとても狭い。下にセミダブルサイズのベッド、そしてその上にシングルサイズのベッド。足元には12インチくらいの液晶モニタがあってオンデマンド方式でいろいろな映画を映すようになっている。多少工夫はあるけどさ。でも、狭いぞ。普通の軟臥より格段に狭いではないか!

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 これで軟臥はどうなんだろうと下の部屋を覗きに行ったら、我々と同じ広さの部屋に2段ベッドが2台置いてあった。これ、日本の4人用個室B寝台を一回り狭くしたようだ。うーん、期待裏切られたなぁ。できたばかりのローカル路線だから、いや、中国だからしかたないか…

 ところが子どもたちは妙にはしゃいでいる。「おー!」とか「すごい」とか、どうやらかなり喜んでいるようだ。よく考えたら子どもたち、寝台列車は初めてだ。上の娘は上段に陣取りMuvoで音楽を聞きくつろいでいる。下の娘は液晶モニタに人魚姫のアニメを発見し見入っている。同室の息子は「おとうさん、星が見える」だの「夜の中国は暗いね」など、10分おきに感想を述べる。初めてJALのファーストに乗った時よりうれしそうじゃないか。なるほど、これはこれで良かったのかもしれないな。

 朝の6時台に昆明についてしまうのが、少しもったいなく感じてきた。少しくらい遅れていいぞ。> 列車。




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2006年07月28日

下関・喜州・周城 (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 13

下関・喜州・周城 (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 13


 自堕落な大理生活に、ますます磨きがかかる。

 それでも到着直後は朝8時台に起きていた。宿に朝食がついているからだ。このような場合我々は這いずってでも食べにいくのだが、なんと大理生活では朝食をキャンセルする者が出始めた。「あんな飯のためにわざわざ起きる気がしない」ということだ。

 確かに中国の中級以下のホテルの朝食はあまりおいしくはない。味も素っ気もないと言った方が正確かもしれないな。米線(ミーシェン)を始め郷土料理も多少あるのだが、どれを取っても今ひとつぱっとしない。それにしても朝食をパスするなど、食べ物に文句の少ない我が家としては異常事態と言って良い。どうやら心底自堕落な一家と化しているようだ。このままではいけない。とりあえずどこかに出かけなければ。

 などと言いつつ出かけたのが、下関、喜州、周城。どの街も何もない訳ではないが、かといって取り立てて熱心に見学するものもない地味な街だ。

 下関は大理自治区の州都ということもありそこそこ大きな街で、エスカレーターのあるデパートやKFCなどもあるが、街歩き以外では博物館と湖くらいしか見るものはない。観光船もあるけれど、そういう物にはどうも関心が湧かないんだよなぁ。喜州は古い歴史を持つ白族の街だが、名物の三道茶などというものも取り立てて飲みたいとは思わず、だらだら散歩をしておしまい。良い風情だけれど。周城ではろうけつ染めの工房を見学する。それだけ。

 それでも夜には菊屋でビールを飲みながら、「今日は出かけたし充実したなぁ」などど言う。ヨーロッパ3カ国6泊7日ツアーの皆さまが聞いたら、絞め殺したくなるかもしれない。でも、我が家の観光なんてこんなもんだ。(苦笑)


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2006年07月26日

新山口温泉でだれる (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 12

新山口温泉でだれる (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 12

12 「新山口温泉でだれる」

 大理でナマケモノ一家と化した。

 どうやら近くにはロープウェイやら崇聖寺三塔なる有名な塔やらそこそこ観光ポイントはあるらしいのだが、全員あまり興味を示さない。行けば行ったでおもしろいのだろうが、例によって入場料が非常識に高く「何もそうまでしてなぁ」という気分なのだ。直接出費をしない子どもたちにもその気持ちが伝わるのか、どこかに行こうと言い出さない。宿の周囲を散歩したり、お茶を飲んだりと一家で隠居の様だ。

 このままでは人としてあまりにだらしないのではないだろうかと、父は観光計画を練る。もちろんブレーンは菊屋のおかみさんだ。彼女はここ数日の付き合いで、我々が大金の出費を好まないこと、観光地にあまり興味を示さないこと、だらしくなく非活動的であることなどを既に理解している。

「温泉でも行く?」女将さんは助言をしてくれた。
「下関ですか?」
「ううん、もっと山の方。新山口温泉というところがあって、お風呂いろいろあるよ。あと、明日なら"シ耳 源"(さんずいに耳)で市場も立つし」

 値段を聞くと、5人なら車を一台チャーターして120元(だったかな?)で良いという。相場より少し安い。どうやら我が家は菊屋に於いて貧乏認定をされたようだ。菊屋さんのお子さんとうちのちびが幼児非言語交流をしたせいもあるのかもしれない。昆明を出てから体をお湯に浸けていない我々は提案に飛びつく。麗江からかなり標高は下がったが、それでも大理は寒かった。

           - - -

  "シ耳源"に向かう道には沢山のミニバスが走っている。どうやら下関から頻繁に走っているようだ。今日は市場が立つので特にバスも多いのだろう。小さな村の細い道は多分10日に一度の渋滞が発生している。我々は村の入り口から歩く。

 特に変わった光景ではない。ここもよくある市場だ。
山から下りてきた人たちがそこで採れたものを売り、手にした現金で生活用品などを買う。プロは大きめな店を広げ、靴やら服やら様々なものを売る。下手な小さな店より品揃えは良いかもしれない。食料売り場も充実していて、あちこちで豚や鶏などが生きたまま、あるいは死にたてで売られている。半死半生のもいるな。まぁ長くはあるまい。

 うーん、これだけ家禽と人間の距離が近ければ、そりゃ新しいウィルスもできるわなぁ… ぜったいこのエリアには鳥インフルエンザのウィルスがあるはずだと、子どもをあまり鶏・アヒルコーナーに近づけないように留意しつつ市場の中をまわる。

 下の娘がビー玉を見つけて目を輝かせているので、店の親父に5角を差し出したら10数個が袋に入れられた。はい、なつちゃん、中国土産購入終了。市場は賑やかだし楽しいことは楽しいが、疲れることも確かだ。

 少しお腹が空いたが、中で食べるには立ち食いしかない。近くには鶏も最後の延命嘆願で騒いでいるし、立ったまま洗面器型どんぶりからご飯をかき込むほど我々も人民化していない。しかたないので、市場から少し離れたところでパン状のものを買って食べる。上の娘のリクエストだったが、これが結構うまい。1枚5角(1/2元)。人だかりのなかった銀行の入り口で食べたが、ガードマンは見て見ぬふり。中国だもん、しかたないよね。

           - - -

 さて温泉だ。

"シ耳 源"から車でそれほど遠くないところに新山口温泉はあった。鄙びたというよりは、崩壊寸前に見える温泉宿が何軒か並んでいて、我々はその中でも比較的マシであろう最も規模の大きな施設に向かう。そこにはいくつかのプールやマッサージ施設、食堂やカラオケ(要らん!)など、結構立派な建物がいくつかあった。ただ人はいない。我々以外客がいない。平日のせいもあるだろうけれど、どうしてもうらぶれ感が漂う。

 試しにプールに手を入れてみる。結構暖かい。これならこのの寒さでもさほど苦ではなさそうだ。奥には別のプールもあり、こちらは炭酸泉とある。本物の炭酸泉は、日本には確か大分あたりにしかなかったはず。これも悪くはない。更に奥にはいくつかの囲われた貸し切りプールもある。家族連れには便利だ。でも、やっぱり日本人としては温泉には裸で入りたい。水着で入ってもくつろげないんだよ、わしら!

 と言う訳で、我々は駐車場の横にあった一番みすぼらしい建物の個室風呂を男女一部屋ずつ借りる。90分30元。うーん、高いのか安いのか分からんぞ。(苦笑) いや、そりゃ安くはないけれどね。

 うらぶれた室内には、怪しいベッドが一台置いてあって服や荷物を濡らさずに着替えができる。湯船は思っていたよりは深く大きい。日本の山奥の湯治場だと思えば、そんな気がしないでもない。何より我々はここのところずっとお湯に浸かっていなかったため、想像以上に気持ちが良い。能書きを読んでみると、源泉は90度台、お湯は入った者が自分で溜めて、上がる時流すという100%源泉かけ流しだ。

 結構悪くないぞ、これ。

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2006年07月25日

大理でだれる (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 11

大理でだれる (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 11

11 「大理でだれる」

 大理を知らない人は多い。 
麗江と違い世界遺産に指定されているわけでもなく、高倉健の映画の舞台にもなっていない、地味な続だ。しかし続の空気に限って言えば麗江の旧市続より格段に良い。厚化粧的な「美しさ」や「雲南の小京都」的胡散臭さがあまりなく、柳が連なる続路も生活感が漂う。居心地の良い続だ。

 「風光明媚な雲南省西北部の高原古都。8世紀に南詔国が誕生し、10〜13世紀には大理王国の都として栄えた。いまも蒼山を背に端然とそびえる古い仏塔や城壁に面影が残る。ペー(白)族が多く住み、白族の風情を存分に感じられる。旧暦3月には伝統的な「三月続」、「石宝山歌会」の祭典がある。雲南の要衝の地で、付近は大理石を産する。」
http://www.jcbus.co.jp/chinahotel/dali/info/

公式にはこう紹介されるところだが、実際はちょっと違う。
むしろこちらの方がより正確な説明かもしれない。

「城壁に囲まれた古城「大理」は雲南でも麗江と並んで最も人気の観光地で、特にバックパッカー(個人長期旅行者)に大好評で思わず長居してしまう、いわゆる「沈没地」です。東に湖、南に山脈があり、ボートをこいだり、ハイキングやサイクリングを楽しむことができます。特に町に見所があるわけではないですが、白づくめの家をぬって通りを歩いていたり、城壁に上ってぼーっとしたり、カフェでのんびりしているだけで、いつの間にか時間を消費してしましまう、中国の中では異質の観光地です。」
http://www.yunnan.jp/dali.htm

 そう、我々はここにダレに来た。なにしろもうすぐお正月。異国にいてもだれることは忘れたくない。殊更だれることに関しては、我が家は全員傑出した才能を持つ。本領発揮だ。そしてその大きな力となるのが、菊屋だ。

 菊屋では和食を食べることができる。寿司、天ぷら、松花堂といったフォーマル揃ではなく、カツ丼、焼きうどん、生姜焼き定食といった大衆食堂揃の和食だ。目玉焼き丼などという泣かせるメニューもある。親子丼10元、焼きそば7元、カツカレー15元、生姜焼き定食15元。続の中華料理よりは幾分高いが、和食としては格安と言って良い。

 基本的に本場の中華料理と相性が良くない我々は麗江では火鍋を食べ続けたが、ここでは大衆食堂揃和食を食べ続けることになる。一家で大食いしてビールを飲んで50元から100元。750円から1500円といったところ。エンゲル係数が高い我が家としては大変ありがたい。こういうところで航空運賃を取り返せば、旅行に出た甲斐もあると言うものだ。

 ある日の夕方、下の娘が言った。

「おなかすいた。今日は何屋行く?」

何屋もなにも、この続に「屋」がつく場所は菊屋しかない。娘は宿から菊屋までの道を、先頭を切って歩き出す。なんとなく頼もしい。今日は生姜焼き定食にほうれん草の炒め物をつけて、冷たい大理ビールでも飲むとするか



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2006年07月20日

大理で菊屋に依存する (2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 10

10 「大理で菊屋に依存する」

 麗江にも少し飽きてきたので、バスで大理に移動する。

 ガイドブックにあった街北側のバスターミナルは工事中のようで、南側ターミナルからの出発。さすが観光路線。麗江−大理の間には山ほどバス走っている。1日30便位あるのかな?一つ一つに「**号」などど名前がついていてそれぞれ値段が違うので、雲南ではなかなか金持ちの我が家は一番高いバスに乗る。といっても、一人10元かそこらのの違いだけどね。

 期待ほど立派ではなかったバスは峠や尾根道を快適に走る。大理(下関)までの200q弱を約4時間のドライブ。窓からはいかにも「雲南でございます」といった風景が広がり見入ってしまう。子どもたちに能書きを垂れようとしたら、全員寝ている。お前らなぁ…

 バスは大理の新市街(というより別の街)である下関が終点になる。我々の行きたい旧市街は終点から15qほど手前なので、運転手に「大理古城で下ろして下さい」と書いたメモを見せる。こういう乗客は少なくないらしく、運転手も英語で"OK,OK"と頼もしい返事を返してくれる。中国らしくなく大変ありがたい。

 国道の大理古城近辺でバスを降りる。寄ってくるタクシーの中から善良そうなものを選び市内へ移動するが、あてにしていた紅山茶賓館や国際自行旅館がない。瓦礫の山と化している。別に宿はどうにでもなるけれど、重い荷物を引きずっての宿探しは嫌だ。しかたないので、日本人御用達レストランである菊屋で休憩することにする。


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 菊屋は今年で開業10年になる「和食」レストランだ。100%素性の正しい和食とは言えないが、現地の食材で一応和食と呼んで良いものを比較的安価に食べさせてくれる。バックパッカーが集まる街によくある「一応和食レストラン」の類だ。このような店は沈没地と呼ばれる街に良くある。日本人が居着くことで店が出来、店があることで日本人が居着くのだろう。客である日本人旅行者が調理などを教えて、料理の味も少しずつ正しい和食に近づいていったのに違いない。情報交換の拠点ともなるし日本語の本を読むことも出来る、なかなか便利な存在だ。

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 「こんにちは」と店に入ると「いらっしゃい」の返事。
菊屋のおかみさんは英語と日本語を話す。ありがたい。
「済みません、紅山茶と自行、なくなっちゃったんですか?」
「あぁ、あそこもうないよ。No4やMCAはまだあるけれど。良かったら私の友だちの宿、紹介するよ」

 菊屋はツアーの斡旋もやっているし当然宿の紹介も無料ではない。多分1〜2割のマージンを取っている。しかし、我々が自力で交渉するよりかなり安い値段で斡旋してくれることも事実だ。荷物も重いし店に置かせてもらったまま何軒かの宿を見せてもらう。その中の1軒はにはベッドが4つあるとても広くて清潔な部屋がある。フロントには1泊180元と書いているが120元にできるとのこと。ありがたい。さっそくチェックインして荷物を移動。

 こうして我々の大理での菊屋依存生活が始まることになる。




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2006年07月19日

2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 9 ドクター・ホー/玉龍雪山本草診療所

9 「ドクター・ホー/玉龍雪山本草診療所」

 麗江の北15km程の所に白沙という村がある。

 そこには明代の宗教壁画や重要文化財に指定された寺院もあるらしい。日課の食べ放題火鍋通い以外特にすることのない我々は、格好の暇つぶしとばかりにこの村に向かった。

 観光客がいないではないがそれほど多くはない。のんびりとした村だ。一番有名な壁画がある大宝積宮なる寺院の参道には少し土産物屋が並ぶが、あとは特に何がある訳でもない。けばけばしく化粧をした麗江より落ち着いていて居心地が良い。

 ありがたいらしい壁画を鑑賞する。中央にこの世界の大親分であるゴータマさんがいらして、その周囲に大幹部、更に周囲に幹部、三下、鉄砲玉が並ぶという例の様式だ。私にはどうもこの種の芸術の面白さが分からない。ただ有名だからという理由で見に来ている、最も質の低い見学者^h^h^h見物客だ。見る人が見れば興味深いんだろうけどねぇ。そんなことを考えながら学生時代趣味で遺跡を掘り返していた配偶者の様子を見ると、あまり私と変わった様子はない。まぁ、こんなもんか。(苦笑)

 のんびりと村を散歩していると、なんだか特異なオーラを発している場所がある。建物の前に新聞や雑誌の切り抜きがやたらと飾られている、テレビや雑誌で取り上げられたラーメン屋のような風情だ。なんだなんだと近づいて読んでみると、薬草がどうのとか山の漢方医師とかそんな記事ばっかり。

 あ、そうか。ドクター・ホーって白沙にいたんだっけ。

             - - -

 ドクター・ホーこと和士秀氏。彼はこの地で診療所を営む漢方医だ。日本のいくつかの旅行記にも取り上げられたことがあるので、結構有名な方だ。この方をどう紹介して良いのか良くわからないが、多分ご本人はこう紹介されることを望むのだろう。なにしろこのプリントアウトを現地で読まされたのだから。

http://www.asia-photo.net/yunnan/pref/lijiang/lijian1.html

 ふむふむと記事を読んでいると、奥から"Hello"と声がかかる。ドクター・ホーご本人だ。なるほど、本で読んだとおりの御仁だ。笑顔で我々に「中に入れ」と言う。普通こういう展開で建物の中に入ることはないのだが、一応何も知らない関係(?)でもないし、暇でもあったのでお招きを受けることにする。

 「日本人か?ではまずこれを読みなさい」」

家族全員に健康茶を振る舞ってくれたドクター・ホーは、我々が日本人だと知ると日本人客専用ファイルを数冊を差し出す。名刺には大企業の社長さんやら有名人(らしい)人やら、こんなもの見せても何の箔もつかないだろう一般人の名刺が山ほどある。ほうほう、J*Sの社長も来たか。治療の副作用でJ*Lに統合されたのか?

 別のファイルには日本語の雑誌記事のコピー、Webサイトのプリントアウト、手紙などがいろいろ保存してある。中には「白血病の薬をまた送っていただけませんか?」と書かれた手紙もある。切ない。こんな物を通りすがりの人間に見せていいのか、と日本人観光客は思う。個人旅行者の間では結構有名な「旅行人」というミニコミの主催者であるイラストレーターの絵日記のようなものある。これどっかで見た記憶があるなぁ。

 そして極めつけは「ちび***ちゃん」の作者である「さく**もこ」との記念写真だ。日本人なら蔵前仁一は知らなくても「ち*ま*こ***」を知らない者は少ない。単なるマンガ家に過ぎない彼女がここに来たことで我々のドクター・ホーに対する評価が上がることはないのだが、家族全員大変喜ぶ。

「さ*らも*こってこういう顔だったのか!」


 私が多少英語が出来ると知り、ドクター・ホーは英語版ファイルも持ってくる。中にはアメリカの某病院のカルテがあり、ガンが消滅したケースを記録している。これは英語版のさ*ら*もこ写真的重要書類のようで、英語を話す来客全員に見せていた。彼の案内には一定のパターンがあり、同じフレーズを、目を覗かれながら、隣席から、建物の奥から度々聞くことになる。毎日やってるのかな、これ?

             - - -
06yunnan_DR_ho.jpg

 何はともあれここは診療所だ。お茶をごちそうになってファイルを見学させてもらうだけではもったいないので、一応健康に関する相談などをしてみる。自慢ではないが私は心身共に大変不健康だ。特にここ数週間、少しおおきなおかずを箸で持っただけで右腕に痛みが走る。

 「かなり低血圧。あと糖尿になりそうな傾向がある」
ドクターは脈を取っただけで言った。大当たりだ。さすが超ベテラン漢方医、偽物ではないようだ。少し信頼を感じて最近の右腕の不調を相談する。

"Circulation of 'CHI' on right hand is DEAD."
(右腕の気の流れが死んでいる)

げっ!し、死んでましたか、私の経絡!!

一大事だ。はやく蘇生させてもらわないと、このまま右腕が動かなくなってしまうかもしれない。ここはなんとしてもドクターに治療していただくしかない。

 心配するなとばかり、ドクターは奥の部屋に我々を招き、粉末の薬草を混ぜ始める。部屋にはポリバケツに入った様々な薬草が壁一面に置いてある。なにやらいろいろな粉を混ぜ、私のための飲み薬と塗り薬ができあがった。

「まずこの薬は200ccのお湯に溶いて1日3回飲みなさい。あと腕の痛みがひどい時には、この薬を500ccの75%エタノールに溶かして塗りなさい」

 更にもっと薬が欲しい時には連絡しろとメールアドレスをいただいた。メールが届き次第直ちに日本まで薬を送ってくれるのだそうだ。うーん、雲南の仙人医師もメールを使う時代なんだねぇ…

 ドクターも我々も代金のことは口にしない。この部屋ではお金をことを語ってはいけない、と、半強制的に読まされた日本人専用ファイルの記事にも書いてあった。だからと言ってただという訳にもいかず、昔相場と聞いた記憶のある金額より少し多めのお金を、奥さんだと思われる方にそっと渡す。
寄進の気分だ。こういうのは苦手なのだがしかたない。中国だけどしかたない。ドクターは笑顔で我々を見送ってくれた。

             - - -

 ドクターに関しては、正直、やや胡散臭いと感じる部分もあった。だいたいあのスタイルはキャッチセールスのようだし、雑誌や新聞の記事をこれ見よがしに見せるのはどうかと思ったし、何しろ中国人受診者が一人も来ていなかったからだ。

 しかし偽物なのかと言えば、決してそうではないだろう。漢方薬や東洋医療には間違いなく力があるし、彼はその道のベテランだ。何年も漢方薬と格闘してきた老人が無力な訳がない。私はドクターに処方してもらった薬を大切に鞄にしまい込んだ。旅行が終わって2週間が経ったが、まだしまい込んだままだ。



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2006年07月15日

2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 8 玉龍雪山 - あるいは中国悪徳タクシー対処法

8 玉龍雪山 - あるいは悪徳タクシー対処法

 玉泉公園があまりにつまらなかったので、出来心で玉龍雪山までタクシーに乗ってしまう。

 雪山の観光エリアまでおよそ30q。空港からメーターで走った時の価格から考えても往復120元は高くはない。相場だ。しかし我々の拾ったタクシーは「できることならちょっとぼったくりたい」タイプのやらし〜糞運転手のもので、「玉龍雪山一日遊」の案内を見せたり「ここに寄らないか」など頼んでもいない場所で我々を観光させようとする。よくあるタイプだが中国であるためそのやり方が洗練されておらず、大変えげつない印象を受ける。
くどい。うるさい。うっとうしい。

 しかたないので必殺技を使う。
財布から日本の運転免許証を取り出し運転手に見せる。ただ見せる訳ではない。下に小さく書かれた「公安委員会」という部分を指さして、だ。上海の空港など日本人の多い都会で通用するかどうかはわからないが、少し田舎ではこれは効果てきめんだ。私は自分の運転免許証を見せただけなのだが、運転手はまるで私が警官であるかのような態度になる。不思議だ。

 ついでに娘の携帯を借り、さりげなく発信音の鑑賞などもする。中国の発信音は欧米型で珍しいため楽しく鑑賞するのだが、運転手はちらちらこちらを眺め警戒をしているような表情を見せる。不思議だ。

 免許証自慢と携帯発信音鑑賞で、運転手のくどい営業活動はぴたりと止まった。未練がましく観光案内チラシを見せることはあるが、少なくとも客商売に相応しい態度だ。日本の免許証を見せてあげて携帯の発信音を鑑賞しただけなのに、豹変と言って良いほどの態度の変化だ。何かに怯えているようにも見える。本当に不思議だ。

         - - -

 我々は雲杉坪という場所に向かう。玉龍雪山全体を近くで見渡すことが出来る場所だ。この辺ではそれほど高い所ではないが標高3200m以上ある。麗江がすでに2400mの標高なので大した高さではないが、子どもたちは3000m峰に登った経験はないため、高山病の兆候が出てこないかに気をつけつつゆっくりを歩く。

 近くの甘海子と言う場所からは標高4500m地点までロープウェで登ることが出来るが、酸素マスク代わりの空気枕を持たされるという穏やかではない場所だ。大人だけならともかく幼児連れには厳しい。それに、両方行った訳ではないので真偽の程は分からないが、甘海子より雲杉坪の方が玉龍雪山を良く見ることが出来るらしい。

 雲杉坪からリフトに乗るが上からの眺めも駐車場からのそれをさほど変わらない。駐車場からの景色でも十分美しい。観光エリア入場料一人120元(! 交渉してまけてもらったが…)を徴収するゲートをくぐった時にはここもぼったくり観光地かと思ったが、玉龍雪山エリアにはその価値はある。雲杉坪だけで帰るのはもったいない気もしたが、丘の上でゆっくりと過ごして雪山をただただ眺める。雪がちらちら落ちてきたので、茶屋でコーヒーを飲む。炭火が暖かい。良い場所だ。

yunnnan_grykuryuusan.jpg


 ゆっくり過ごし過ぎたのか、駐車場に戻ったら元雲助運転手が別の客を乗せて雲杉坪をまさに出発するところ。さすがだ。本当に信用できないねぇ、あなたは。(笑)
そんな姿まで見せておいて、麗江の街で約束の120元を受け取る時もっと金を寄越せと恨めしそうな目で睨んだこの女運転手、さすが中国だとほめてあげよう。

だが約束のカネ以外ビタ一文やらん。
もう一度公安委員会発行の免許証でも見るか?



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2006年07月14日

2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 7 麗江玉泉公園

2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 7 麗江玉泉公園



7 「玉泉公園」

 麗江について数日目。

 鍋を食べることと散歩以外することもなく暇なので、一念発起して宿から徒歩15分の玉泉公園まで行ってみることにした。

 一念発起したのには理由がある。ここは入場料が高いのだ。
なんと一人あたり(確か)50元。5人で入ればちびがタダでも問答無用で200元が飛ぶ。いつもの鍋屋で食事だけしていれば食べ放題でも全員で40元で済むというのに、その5日分だよ?!

 「次にいつ来るかわからないのだし」という万能である魔法の言葉に騙されて入った公園は、中国の他の馬鹿高い観光地同様、あまり面白くない。いや、「ぼったくり」という言葉がふさわしいほどつまらない、と言って良いかもしれない。

 池作って鯉泳がせた小綺麗な公園を散歩。そんなことに5日分の夕食代をかけたのは大敗北だった。そりゃ池があればそこに山も写るだろうよ。有名?確かに見たことはある。でも、それがなんなんだ?池に映った山ってそんなにきれいか?50元も払うほど美しいか??感動できない我々が鈍いのか???
入場料だけ高い癖に、

  お も し ろ く な い。

yunnnan_gyokusenkouen.jpg

 「騙されたぁ、だまされたぁ」と唸りながら園内を歩く。こんな公園日本なら無料だろう。公園への入場にこれだけの大金を取るなんて、中国の社会主義はいったいどうなってるのだ?
多分中国語をネイティブで話すローカル人にはきっと安く入る方法があるんだろうけれどね。外国人に中国は容赦がない。「夷敵はカネ(ヽ゚д)クレ」が基本だ。しかたないから払うけれどさ。おかげでますます公園の印象が悪くなる。
中には多少古いお寺もあるのだが、基礎知識皆無の我々には別に感動もない。境内でご飯炊いているおばちゃんの方が興味深いくらいだ。しかたないので鯉に餌をあげて遊ぶ。これが一袋1元。あのー、すんげー高いんですけど?

 唯一「トンパ文化博物館」という一角だけが我々の興味を引いた。「象形文字でございます!」と全力で訴えるトンパ文字の舞踊譜、紙作りの道具、古い建物や絵画、彫像などなど、ここだけになら10元程度は払ってもいい。博物館だけでいいのに、ここ公園の中にあるんだもんなぁ。

 だいたい、中国の人造観光地にはどうもにさえないところが多い気がする。そのくせだらだらと広さだけはあって歩いていて疲れることが多いし。わかっているくせに、またやってしまった訳だ。いつまで経っても経験から行動を変容させられない我々は大馬鹿鴨葱日本人家族だ。


 がっかり肩を落として門を出る我々の前に、客待ちのタクシーが止まっていた。だいたいこういう所に止まっているタクシーにはろくな車がないケースが多いので乗り込むことは多くないのだが、公園のがっかり感がひどすぎたため、更には玉龍雪山まで往復120元の言葉に誘われ、ついふらふらと引き寄せられてしまう。確かにあの山は一度近くで見ておきたい。往復で120元なら正当な価格だ。乗っちゃおかな?乗っちゃおうかな??

  乗 っ ち ゃ っ た。


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2006年07月11日

2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 6 麗江 自助火鍋食べ放題、一人10元

6 「自助火鍋食べ放題一人10元」


「旧市街には良い店はない」と宿の青年に聞いた我々は、空腹を抱えて新市街に向かった。

 麗江は小さな街なので、旧市街から新市街まで歩くのは全く苦ではない。宿から旧市街入り口の水車まで徒歩5分、そこはもう新市街の目抜き通りだ。人の流れを眺めつつ我々5人は安くてうまそうな飯屋を探す。こういうときの我々のカンは凄いぞ。あっという間に麗江No1(2005tg家認定)の店を発見した。


 「自助火鍋 毎位10元」


 食べ放題10元の鍋の店だ。入り口には肉や野菜、茸や餅、なんだか正体の分からないものが入った籠が並び、客は自由にそこから食べたい物を運び鍋に入れるシステムになっている。

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 スープには赤いものと白いものがあり、赤はやたら辛い。(経験済み)二つ同時に頼むこともできるのだが、穏やかなチキンベースの白を頼み胃袋も張り裂けよと食べる。

 う ま い。 と て も う ま い !

 周りを見回すと金のありそうな客はいない。10代とおぼしきおねーちゃんグループやら、街に買い物に来たらしいナシ族のおじさんグループやら。みんな楽しそうに食べている。ジャガイモや饅頭をを囓っていれば1元、麺を食べれていれば3元で済むのだから、彼らにとってこの店で食べることは「ちょっとした贅沢」といったところなのだろう。みんなじっくり腰を据えておしゃべりをしながら食べ続けている。楽しそうでいいね。値段も客層も我が家にふさわしく、大変に居心地が良い。次女が無料なのも地味にうれしい。


 1本5元のビールを飲みつつ、人民に負けずだらだらと食べる。鍋から沸き上がる湯気の熱気が顔に心地よい。食材置き場を良く探すと湯葉や豆腐・こんにゃくなど日本風の食材もある。餅がある。これがまたうまい。さすが雲南。こうなると日本民族雲南起源節も捨てがたいな。
 その後いろいろな店を見て回ったのだが、結局麗江での夕食は全てこの店でとってしまう。全く持って向上心のない話だが、中国だから仕方ないのだ。



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2006年07月10日

2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 5 麗江国際青年旅館 安宿と洗濯


2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 5 麗江国際青年旅館 安宿と洗濯

yunnnan_sentaku.jpg


 不安と猜疑心は消えないが、初めての街だし少なくとも4〜5日は滞在したい。それに家族旅行者には洗濯という大事業もある。5人x数日分の洗濯はかなりの大仕事だ。これを何とかしないと移動もままならない。

 昔どこかの旅行ライターが「長い旅には洗濯の休日が必要」と何かに書いていた。もっともだ。しかし彼は旅行者が不潔であることをも得意げに書いていた。曰くパンツを何日も替えない。曰く神経質では旅行は出来ない、みたいなこと。etc

 おい、ちょっと待てや。金を使わないバックパッカーにも下着くらい毎日きちんと洗濯する奴はいっぱいいるぞ?というか、パンツを1週間も替えないのはお前個人の問題であって、旅行者全般の問題ではないんじゃないか?

 少し昔の旅行記には貧乏自慢、長期自慢、危険自慢などくだらないことがいろいろ書かれていたけれど、この不潔自慢もその類だ。困ったものだ。


 麗江では古城エリアにこだわって宿を取った。古城国際青年旅館。中国スタイルの中庭を囲む伝統的な建物と、やや新しい3階建ての建物からなる宿。4人部屋に空きがなく「伝統的」な方の2人部屋を2部屋取る。1部屋80元。

 「伝統的」ということはもちろん「古い」ということ。一応トイレや24時間お湯の出るシャワーも室内にあるけれど、暖房がない部屋にはすきま風が容赦なく入り込む。日中は居心地良いのだけれどねぇ。救いはベッドに電気毛布があったこと。電気毛布がこんなに暖かいとは知らなかった。

 この宿には1回10元で使える洗濯機もあり、ここぞとばかりに2回洗濯機を回す。洗った洗濯物は中庭に面した部屋の前に干す。どんなに伝統的な建物でも、家族5人の洗濯物が飾られた日には生活感いっぱいのただのボロ家になってしまうけれど、中国だからしかたない、って、どこでも同じか…



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2006年07月08日

2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 4 麗江 「雲南の小京都」



4 「麗江 雲南の小京都」

昔から「食べ放題」とか「今だけ5割引」とか「送料手数料はジャパネットタカタが負担」とか「世界遺産」とかそういう言葉に弱い。聞いたとたん胸がときめく。1996年の地震でかなりの被害を受けたとのことだが、麗江の旧市街も世界遺産に登録されている。昔から外国人旅行者には人気の街だ。
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 「中国雲南省、標高2400メートルに位置する麗江は、宋代の末期の1126年に、少数民族のナシ族によって建設された町です。瓦葺の屋根が軒を連ねる旧市街には、石畳の道が縦横に走り、水路が網の目のように張り巡らされています。水路には、玉龍雪山から流れる玉龍江の澄みきった水が、絶えず供給されています。」
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cards035.html より。

 「なるほど、良い所みたいだな」と、昆明から飛行機で移動。バスでも良かったのだけれど、たまたま通りがかった中国東方航空雲南公司で値段を聞いたら、半額までディスカウントしてくれるっていうのでその場で予約・発券してしまう。昔から街で割引航空券のカードは良く配っていたけれど、今は航空会社のカウンターでもまけてくれるのだな。中国語で電話をかけられない身としては大変ありがたい。


 空港からタクシーに乗るが、車では旧市街に入れないので、近くの道から大荷物を引きずる。石畳はキャスターに優しくない。旅行情報ノートがある「サクラカフェ」を訪ねることにするのだが、地図を便りに大体の場所に着いて大笑い。その辺の店向こう三軒両となりプラスαがみんな「サクラカフェ」か紛らわしい名前を付けてる。ついうっかりその中の1軒に入ってしまったけれど、どうも様子がおかしいので周りを見てやっとこのTourist-Trapに気がついたというお粗末。あからさまなことをしてくれるものだなぁ。中国だから仕方ないけれど。

 なんとなく割り切れない気持ちのまま宿にチェックイン。確かに玉龍雪山を始め周囲の景色は美しいし街も美しい。目に入る物は美しいのだけれど、同時にどうも胡散臭い空気も感じてしまう。なんていうか、ディズニーランドや「**の小京都」に漂う、あの類の胡散臭さだ。

 宿のにーちゃんに「この辺に安くてうまい飯屋はあるか?」と聞いたところ「旧市街には1軒もない。新市街に行け」という心に浸みるアドバイスが返ってくる。なるほど、確かに旧市街にも飯屋は山ほどあるが、そのほとんどはちょっとおしゃれで異常な価格のカフェがほとんどで、普通の値段の店はあまりない。儲け第一の店じゃ味も期待できないだろうし、少しくらいうまくたって普通の5倍の値段じゃうれしくもない。

 旧市街は土産物屋が沢山ある。2〜3軒に1軒は土産物屋ではないだろうか?そんなにあってつぶれないかと心配してしまうが、なんとかやっていけていると言うことは、土産物を買いたくて仕方ない客が多いか単価が異常に高いかのどちらかなのだろう。どちらにしても我々には用はない。

 一部を人工的に再生した小綺麗な街並みとどこまでも続く土産物屋。うれしそうに記念写真を撮りまくる中国人団体観光客。そう、ここは「雲南の小京都」だ。美観地区だ金を使いたくてたまらない観光客がうれしそうに札びらを切る場所だ。

 場違いな所に来てしまったのかなぁ…





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2006年07月06日

2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 3 中国国際航空B757

3 「中国国際航空 B757」

 数年前までは真性マイルヲタだった。

ボーナスマイルと聞けば使いもしないクレジットカードを作り、キャンペーンと聞けば意味のない遠回りをしたり、更にはボーナスマイル欲しさにソウル経由で福岡に行き取り調べを受けたり…。
インターネットの出現でおいしい航空券はどんどん消えて行ったけれど、当時の資産で今もなんとか家族旅行を何回かする程度のマイルは残っている。

 タケノコ生活マイル資産はは主にユナイテッド航空のマイレッジプラス。2万マイルで東南アジア内を往復できるけれど今では予約もなかなか入らない。全日空の中国線も2万だけれど就航都市が限られている。なのでちょっと地味な街に行こうと思った場合、アシアナ航空か中国国際航空しか選択肢がない。雲南省の省都である昆明に行こうと思うと自動的に中国国際航空ということになる。

 成田発の中国国際航空CA422便には簡単に予約が入った。朝一番の出発で夜遅く戻る理想的な時間のフライトなのにもかかわらず簡単に予約が入るのは、もちろん機材やサービスが良くないためだ。何しろ機材は国内線仕様のBoeing757。成田ではかなり少数派のナローボディ機。(通路が一本でその左右に座席が3席ずつ。ちょっと長い737をイメージすればほぼ正解ですね) 全日空でさえアジアスタイルなど中国線のシートには多少気をつかっているのに、ここではそんな気配もない。

http://superwombat.com/WBGallery.htm

ここに機材の画像があった。なかなか渋いでしょ?
(日本のページは無断転載どうのこうのとかうるさいことが書いてあるから、画像を探すのにちょっと手間取ったぞ)

ちなみにユナイテッドから送られてきた航空券には「なんだろうと一切の旅程変更はできないもんね」とか「遅れたり飛ばなかったりしてもワシらシラネ」など実に嫌なことがいっぱい書いた説明書きがついてきた。


 朝イチの成田で、ダイソー1号を車両移動のないNewUSAパーキングに入れ、搭乗手続きを行う日本航空のラウンジにも入らずバスゲートに移動。眠いネムイと言いながら乗り込んだのがこのシート。これ一応ビジネスクラスですから。(苦笑)1機に8席しかないのに、5席の予約が簡単に入る訳だよなぁ。リクライニングさせようにも座席の厚さだけ倒したらもう壁。
あのぅ、このシート、眠れないんですけれど。。

「ちぅごくだから、しかたない…」



yunnnan_757.jpg

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2006年07月03日

2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 2 帰国直後の記

2 帰国直後の記「とりあえず命を失わずに帰国しました」


  18日間、ゲートウェイの昆明以外は麗江、大理の二つの街だけに行くという、あまり無理のないペースの旅行だったのだけれど、4歳児以外全員お腹をやられてそれぞれ1日ずつダウン。インドに行ってもびくともしないこどもたちだったのに、やっぱり中国は手強かった。。

 こどもたちも中国は初めてではない。
というか、この春にも大連に何日か行ってたんだよね。
だから特に身構える様子もなかったのだけれど、今回は今までの中国旅行とは地味に事情が違う。なにしろ車を買ってしまったおかげで、金がないのだ。チケットはマイルのタダ券。宿や食事代だってできるだけ節約したい。目標は18日間家族5人で衣食住観光土産全てを10万円以内で済ませること。

いや、そりゃ大人一人や二人なら楽勝なんだけれど、うちには幼児もいるし、無理もできないしさ… 結構シビアな目標なんだよ、これでも。


 というわけで、行きの機内で今回の旅行について子どもたちに能書きを垂れた。

 ・父は今、金がない。
 ・かなり金がない。
 ・だから節約を持って旨としたい。
 ・それほど金がない。
 ・ある程度の金を使わないと、中国ではかなりと言って良いほど嫌な思いをする。
 ・それなのに金がない。
 ・目の前の中国人に殴りかかる前に、一言父に相談して欲しい。
 ・金で済ませることができたらなぁ。
 ・理性的な抗議や合理的で理に適った要求も、通ると思ってはいけない。
 ・そういう時には諦めるしか手がない。全ての努力は無駄だ。
 ・そして少し俯いてつぶやくしかないのだ。「中国だから仕方ない」と。


 よその国に行くのだから、その国の文化や作法を受け入れるのは常識だ。わがままな自分だってイスラム圏で酒よこせと騒いだり、チベットで鳥葬の写真を撮ったりはしない。印僑が定価の100倍の値段をふっかけても「はいはい」とそこから交渉を開始する用意もあるし、ブッシュが気に入らなくてもホワイトハウスに飛行機で突っ込んだりはしない。 通りすがりの人間なのだから分を弁えるのは当然だ。

 でも、中国は少し違う。うまく言えないが、微妙に違う。
なんというか、こう、人の感情をピンポイントで的確に逆撫でする場面がやたらと多い。特に漢民族や公務員にその傾向は強い。なんでなんだろね。

 こちとら別に釣り銭投げて寄越した位じゃ怒りはしないし、こっちのへたくそな中国語に返ってきた不快な怒鳴り声が「不要謝-プーヤオシェ-(礼はいらんぞ)」「漫走 -マンツォ-(気をつけてな)」であること位は理解している。ついでに言うと、話してみると結構親切な人民は漢民族の中にすら少なくないことも知っている。漢民族はは誤解されやすいのだ。
しかしだからといって、「うん、文化も違うからね」と笑ってスルーできるほど中国は甘くない。

 中華思想と中国共産党の洗脳刷り込み教育と「巧言令色少なし仁」の道徳となどという、絶対相容れるわけがない思想を一つの脳味噌に詰め込まれ、かつ、法治ではなく人治で明日には正しいことが変わる不安定な社会を ろくに金もなく生きなければならない人民の心など、我々の想像を遙かに超えている。話し合えば分かるなどと甘いことを言っていてもどうにもならない。あきらめるしかないのだ。
だいたい地方じゃ空港やホテルですらろくに英語も通じないし、自分も中国語発音難しくて全然出来ないし、ろくに話あえないけれどさ、。。

 「中国だからしかたない」
 子どもたちも今回の旅行を通してこの言葉の意味を肌で感じ取ったようだ。上の二人はもちろん、下の幼児まで結構的確な場面で「ちゅーごくだからしかたないもん」などと言っていた。

やはり旅行は人を成長させるのだな。
父はうれしいよ。



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2006.1 中国雲南省旅行記 (Natsu4歳) 1

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1 「中国へ行っています」

 土曜日から2〜3週間、中国で過ごす。

 誰に頼まれた訳でもない。自分たちの意志でだ。
家族5人で15万マイルの消費。せっかくのマイル消費にエコノミーはもったいないのでビジネスにしたけれど、中国国際航空のビジネスは国内線スーパーシートと良い勝負らしく、期待感がまるで湧かない。成田のラウンジはJALだろうけれど、それはつまりだめだめということ。朝9時にデニッシュさえなくなり、混雑でゆったり座ることもできないあの部屋をラウンジと呼んで良いのかねぇ。。

 それはともかく、中国は昔は個人旅行のしにくい国だった。日本人は漢字が読めるためにかなり有利なのだけれど、それでも十分旅行がしにくかった。日本人には漢民族の文化はどうにも馴染めないのだ。それに加え未解放都市に入るための手続きや宿泊制限など、20年前には安宿で中国の悪口を言い始めると一晩では足りないのは当たり前。三日目でも新鮮な話題は尽きなかったものなのだよ、うん。

 今でこそずいぶん楽になったけれど、中国4000年の民族性はちょっとやそっとで変わるわけがない。幼児を連れてどんな嫌な目に遭うのか、今から恐ろしいぞ。なんで行くんだ、自分?

 でも今回行く雲南省は、比較的人も穏やかで気候も多少は温暖な所。特に大理という街はその居心地の良さで旅行者の間では「沈没地」と呼ばれる長期滞在者の多い街だ。漢民族より少数民族の人や文化の力が強いようで、あまり悪い話は聞かない。内陸部の大都市のような不愉快な思いは少なくて済むと思うのだけれど甘いかな?

 新年を迎える予定の麗江は、地震でかなり被害を受けたけれどそれでも美しい旧市街のある街。現地では失恋した女性が心を癒しに行く定番でもあるらしい。唐突な出会いのためにも独身を装う準備だけは怠るわけにはいかないな。

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