2007年04月09日

五体倒地@大昭寺(動画あり) (2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 20)

 

大昭寺(ジョカン)はラサの旧市街中心地にある。
というより、大昭寺がラサの中心なのだ。今でこそラサも旧市街の北に新市街ができ、スーパーや大型ホテルが進出しているが、チベットの人たちにとってのラサは中心は、今でも大昭寺であり大昭寺をとりまく八廓街だ。大昭寺はチベットの各地から五体倒地までしてやってくる巡礼者の目的地なのだ。寺の前には常に巡礼者がいる。

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五体倒地@大昭寺(動画あり)
(2007.1 チベット青蔵鉄道旅行記 20)


大昭寺(ジョカン)はラサの旧市街中心地にある。

というより、大昭寺がラサの中心なのだ。
今でこそラサも旧市街の北に新市街ができ、スーパーや大型ホテルが進出しているが、チベットの人たちにとってのラサは中心は、今でも大昭寺であり大昭寺をとりまく八廓街だ。大昭寺はチベットの各地から五体倒地までしてやってくる巡礼者の目的地なのだ。寺の前には常に巡礼者がいる。


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巡礼者と言っても、常時お寺を拝んでいる訳ではない。
仲間同士で雑談したり、お茶を飲んだり、中には昼寝をしている人もいる。大昭寺は1日2回巡礼者のためにその入り口を開いており、巡礼者は寺の中を拝観・巡礼できるその時間を思い思いに待っているのだ。



もちろん熱心な巡礼者は、寺の前でも五体倒地による礼拝をしている。
しかし移動中の巡礼と違い、どうもここではマットを使っている人も多い。人一人が体を横たえることができる大きさのマットだ。

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これはなかなか優れ物だ。

巡礼での移動中には簡易ベッドにもなるし、大昭寺の正門前では場所取りにも役立つ。また五体倒地をする時にこのマットを使えば体の痛みも多少は和らぐはずだ。もちろんマットなど使わず石畳に体を押しつける人もいるが、よく見るとマットを活用している人も少なくない。

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ともあれ、チベット仏教の信者たちは昔ながらの作法で五体倒地をしている。

あえて自ら道程を困難にする「苦行=信仰」の図式は、外部の人間にはなかなか理解できない。少なくとも私には共感しにくい。仏陀は苦行による修行を否定したのではなかっただろうか、などとも考えてしまう。しかし五体倒地はチベットに根付く信仰の形態だ。よそ者がどうのこうの口をはさむことではない。邪魔にならないようにその様子を見学させてもらう。



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(↑ 画像をクリックすると動画を再生します)


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(↑ 画像をクリックすると動画を再生します)


巡礼者たちはラサのこの地に来ることができたことを心から喜び、その喜びを五体倒地という形で表現しているようにも思える。その願いが家族の幸せなのか、世界の平和なのか、あるいは自分が来世も人間に生まれ変わるためなのか、それは分からない。ただ間違いないのは、巡礼者たちに迷いがなことだ。


ラサで読んだ情報ノートに、妙に心に残る一文があった。
「宗教はのめりこんでこそ、その醍醐味がある。」
全く持って同感だ。迷いなく信じるからこそ、少なくはない費用を捻出してラサまで巡礼にやってきて、大昭寺にたどりつくことで心から感動できる。巡礼者の心は間違いなくここで満たされているのだろう。それが良いのか悪いのかは私にはわからない。しかしこの場所に漂う空気は、間違いなく穏やかで平和だし、人々の表情は柔和だ。



大昭寺を背にすると、歩行者用の広い道路がポタラ宮方向に続いている。
中国政府が世界遺産指定にともない整備をしたと聞いた。

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