2007年01月19日

空母のテーマパーク Minsk World "明思克航母世界" - 深セン/中国 (2006.9-10 父一人旅アジア周遊60)

 

ミンスクと言えば、東西冷戦時のロシアを象徴する航空母艦だった。
決して大型空母ではなかったのだが、ウラジオストックの太平洋艦隊に所属していたため、日本人には印象が深かったためだろう。日本海を常時行き交うソ連の空母だったのだ。

このミンスクが退役したのが1991年。その後スクラップとして韓国に売却され、紆余曲折を経て再び中国に売却された。当初は補修して中国の空母になるのではないかとも言われていたが、フタを開けたらなんとテーマパークになっていた。

航母世界ミンスク全景.jpg

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空母のテーマパーク Minsk World "明思克航母世界" - 深セン/中国
(2006.9-10 父一人旅アジア周遊60)



ミンスクと言えば、東西冷戦時のロシアを象徴する航空母艦だった。
決して大型空母ではなかったのだが、ウラジオストックの太平洋艦隊に所属していたため、日本人には印象が深かったためだろう。日本海を常時行き交うソ連の空母だったのだ。

このミンスクが退役したのが1991年。その後スクラップとして韓国に売却され、紆余曲折を経て再び中国に売却された。当初は補修して中国の空母になるのではないかとも言われていたが、フタを開けたらなんとテーマパークになっていた。



朔陽から寝台バスで深センに着いた私に特にするべきことはない。
しかしこの空母ミンスク、いや、「ミンスクワールド "Minsk World・航母世界"」は一度見ておきたいと思った。なにしろここは昨年一度倒産していて、いつまで経営が続くか分からない綱渡り状態なのだ。



深セン駅前からバスで40分。藍田区役所バス停で降りるとミンスクワールドは歩いて5分だ。

航母世界のメインゲート.jpg



110人民元を支払い中に入る。
中庭には戦闘機やミサイルが展示されている。ただの売店が「軍需処」とある。そう、ここは一大軍事テーマパークなのだ。

航母世界ミサイル.jpg

航母世界売店.jpg



一応ロシアに敬意を表してか大きなマショリーシカも置いてある。それ以外に意味はない。こんな経営センスだから倒産するのだ、全く。

航母世界マショリーシカ.jpg



少し歩くと空母の全貌が見える。これがあのミンスクなのだとちょっと感慨を感じる。これを見るためだけならミンスクワールドに入場する必要はない。事実陸橋下の道路では、たくさんの人が空母を背景に記念写真を撮っている。

航母世界ミンスク全景.jpg

航母世界ミンスクロゴ.jpg



ともかく乗船してみる。私は空母に乗るのは初めてではない。アメリカ海軍のインディペンデンスにも乗ったことがある。あの時は「さすが世界の警察、スーパーパワー」とその規模と内容に驚いた記憶があるが、ミンスクは地味にくすんでいる。滑走路もなんだか短い。インディペンデンスとは空母としての規模が違うので比べても意味はないのだが、タワーも小振りだ。

航母世界ミンスク滑走路.jpg

航母世界ミンスクタワー.jpg



艦内にはいってまずはブリッジを目指す。艦長の指揮席に座ってみる。これがあのミンスクの指揮席とはあまり思えない、そんなボロ椅子だ。

航母世界ミンスク指揮席.jpg



別に椅子だけがボロなのではない。艦内全てがそうだ。あのロシアで91年に廃船になっただけはある。中は昭和30年代のレトロな雰囲気だ。いっそナンジャタウンに売った方が良かったのではないだろうか。

航母世界ミンスクぼろ舵.jpg

航母世界ミンスクぼろ配線.jpg

航母世界ミンスクぼろレーダー.jpg



中には魚雷が蜂の子のように詰まっている。これだけ持ち運んでいれば、たまには数発打ちたくなるのが人情だと思う。歴代ミンスクの艦長は良く辛抱したものだ。

航母世界魚雷いっぱい.jpg

航母世界魚雷.jpg



乗組員の生活エリアに入る。私はこういうところの方が興味深い。兵士は相部屋、幹部は個室という船の掟はここでも同じだ。私は普通に暮らして行ければ良いと思うのであまり地位には固執しない方だが、こういう歴然とした扱いの違いを見ると「いつかは艦長に」と夢を持つだろう。軍隊というものは大変良くできていると感じる。

航母世界ミンスク兵士部屋.jpg

航母世界艦長ソ.jpg



医務室。なんとなく中国の田舎の病院のようだ。怪我人や病人が運び込まれても、あまり助からないような気がする。

航母世界ミンスク医務コ.jpg



一応「テーマパーク」と自称しているので、アトラクションもある。しかし僅か4つだ。


マーチに合わせての行進。大変つまらない。

航母世界だめなショー.jpg



元格納庫で行われるロシアのダンス。どうでもいい。格納庫のまま見せて欲しかった。

航母世界ロシアダンス.jpg



セガのゲーセンにあるようなアトラクション。どうでもいい。

航母世界ゲーセンアトラクション.jpg



唯一マシだったのが戦闘室を再現したアトラクションだが、これも質は低い。

航母世界作戦ショー.jpg



深センでは、中国民族文化村錦華中華が合体し、1日では見て回れない程の展示とラスベガスクラスのショーを3つ行い、入場料は120元だ。また世界之窓も、単なる巨大東武ワールドスクェアとは言え、海外旅行がまだ夢の中国人民に支持されている。それに比べこのテイタラクは何だ?

ちなみにこのミンスクワールド、昨年は貸し切りパーティーの時にバランスを崩し船体が傾く事故も起こしている。ここまで来ると笑ってしまう。



今は香港から深センへのアクセスが良い。延長されたKCRが香港・九龍から深センまで5分起きに乗客を運ぶし、開通した地下鉄のおかげで世界之窓や中国民俗文化村へ行くのも簡単だ。特に文化村のショーは内容が充実しているので、客がどんどん集まる。

ミンスクワールドは、空母というものに一度乗ってみたい、あるいは話のタネに行ってみたいという人以外にはお勧めしない。ただ、いつまで存続するのか想像もつかないので、見てみたいと思う人は早めに行っておいた方が良いかもしれない。

5年もしないうちに閉鎖する予感がする。^^;





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