2006年08月29日

空飛ぶ野菜炒め ピサヌローク (2006.8 タイ北部ドライブ 6 natu4歳)

空飛ぶ野菜炒め ピサヌローク
(2006.8 タイ北部ドライブ 6 natu4歳)


 車は空港前の高速道路を北に向かう。

 とりあえずの目的地はチェンマイだ。しかし今日は運転初日、しかもレンタカーをチェックアウトしたのが午後2時。今日の目的は、タイのドライブ感覚を取り戻すこと。少し走って適当な宿に転がり込めばよい。最初はそう考えていた。

 アユタヤあたりはどうかな?などと思っていたら、運転して1時間もしないうちに通過してしまう。途中いくつか候補の街があったのだけれど、そこもあれよあれよと通過してしまい、ナコンサワンという街まで来てしまった。

 ここからチェンマイに向かうには、基本的に TAK という街を通る西回りが速いのだが、これは帰り道に取っておきたい。ということもあり、今夜の宿はピサヌロークに取ることにして東側ルートを取った。


 ピサヌロークに宿を取ったのには理由がある。全日空機で配られていた「バンコクトラベルガイド」には、見開きページにバンコク、スコータイ、サムイ、プーケットに並んでピサクロークが紹介されていた。ピサヌロークは全日空お勧めタイ5大観光地に入る街。我が家はそう認識した。これは素通りはできない。

pisanulok_ana.jpg


 しかもそのガイドには「夜になるとナイトバザールが開かれ、曲芸料理 『空飛ぶ野菜炒め』 が有名な屋台を初め様々なお店が並ぶとあり、これを読んだ長男が 「これ何回かテレビで見たことがある。本物を一度見てみたい」と言い始めた。これはまずます素通りできない。我々は 「空飛ぶ野菜炒め」 のために、ピサヌロークを目指すことになったのだ。


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 駅前にあるタイの典型的な中級ホテル、アマリンホテルにチェックインしたのは夜の8時になろうかという頃だった。ツインで480バーツ、コネクティング可能なツインで一部屋600バーツとのこと。地方都市は安いし、家族連れにはコネクティングはありがたい。さっそくチェックイン。

http://www.chiangdao.com/thailandhotels/otherthailandhotels/
amarinnakorn/details.htm


 本来ならシャワーでも浴びてからホテルの中で夕食なのだが、そうは言ってられない。疲れた体が動かなくなる前に、なんとしても 「空飛ぶ野菜炒め」 を食べなければならない。ホテルからナイトバザールの北端までは徒歩で5分ほど。まだなんとかなる。「さぁいくぞ」と家族全員気合いを入れて夜の街を歩く。

 ピサヌロークの街は天候のせいか、バンコクより蒸し暑い。しかもホテル界隈にはただごとではない数の鳥がいてやかましい。油断していると信号待ちで糞の直撃を受ける。全員かなり疲れているが、それでもホテルで教えてもらった道を歩く。気力で歩く。「空飛ぶ野菜炒め」をめざして。

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 サウナのようなナイトバザールを10分ほど歩いたところ、屋台街、というよりは川沿いのフードコートの南端にそれはあった。道路側の看板には 4歳児が無理をして漢字を書いてみましたフォントの日本語で 「空飛ぶ野菜炒め」 と読めないこともない文字が書いてある。

 あまり人はいない。団体観光客らしき20人ほどがテーブルについているが、他にあまり客はいない。どこに座ろうかと迷っていると、調理場から「カン!カン!カン!」と鐘の音が鳴る。なんだなんだと目を向けると、フライパンから炎が上がっている。どうやら野菜炒めが飛ぶという予告のようだ。


期待感と緊張感を持って調理場を見守る。
約1分後、数メートル離れた台の上に皿をもった男が上がり、フライパンから投げられた空芯菜炒めを受け取る。 

pisanu_fly.jpg


一瞬の間を置いて、まばらな拍手…

ああ、俺はこんなつまらないものを見るために、バンコクから数百キロ神経をすり減らして走ってきたのか!(´Д⊂



家族の様子を見る。全員あからさまに落胆している。

  「ホテルでごはん食べようか…」

サウナのような気温の人混みの中、全員ややうつむき加減のままホテルまで歩いた。帰り道、長女は横断歩道を渡る途中鳥の糞の直撃を受けた。

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 安ホテルとは言え、そこはホテルのレストラン。エアコンが効いて涼しい。こういう地方都市の中級ホテルのレストランはタイ料理に関しては味が良いことが多い。アマリンホテルのレストランもその例に違わず、おいしいタイ料理を食べさせてくれた。今回の旅行の初純正タイ料理ディナーだ。

 メニューは、ヤムウンセン、蟹の焼き飯、トートマンプラー、ガイヤーン、そして空を飛ばない野菜炒め。ビールを2本飲んでシェイクも頼んで600バーツほど。どれもおいしい。

pisanu_dinner.jpg


全員同じことを考えていたはずだが、誰も口にしない。
「最初からここにすればよかったね」などとは。



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